【進出事例】株式会社わかば
『共に歩んでくれる親切・迅速なサポートは本当に心強かったです。』
【進出事例】株式会社わかば
藤井 勝昭 社長
弊社は岐阜県にて農業用培土の製造・卸売り・農業用資材の卸売り・野菜接木苗生産及び卸売りなどの事業を行っております。
これまでスリランカ・インドネシアなどからヤシ殻パウダーを輸入し、弊社工場にて加工を行っていましたが、価格や量が安定せず、製造メーカーとして非常に苦労しており、何とか安定的に原材料を確保したいと考えていました。
そんな中、技能実習生の受入れを考えて連絡を取ったベトナムの日本語学校の先生から、ベトナムのベンチェ省という場所がココナッツの生産地として有名だという話を聞き、何とかベトナムからココナッツパウダーを安定的に仕入れられないかと考えました。
現地の知り合いの伝手で一度ベンチェ省を訪問したところ確かに多くのヤシが栽培されており、事業の可能性は十分にあると感じられました。
しかし、それほどベトナムについて詳しいわけでもなく、また日本語学校の先生にいつまでも本業以外のお願いをするわけにもいかず、今後の展開をどのようにしたらよいか迷った挙句、岐阜県産業経済振興センターさんへ相談したところ、ベトナム現地アドバイザーとして桜場さんを紹介していただき、産経センターの支援によって桜場さんに現地視察に同行してもらう事が出来ました。
桜場さんはベトナムに約20年在住しているという事で、ベトナム語も堪能な為、視察の際の通訳なども対応してもらう事ができ、大変助かりました。
現地調査でベトナムでの事業可能性を感じた為、その後は現地にヤシ殻パウダーの集積・乾燥・圧縮を行える拠点を構えたいと考えました。
しかし、その際桜場さんからはベトナムでも地方都市であるベンチェ省で事業を行うことは、インフラ・人材確保・物流・業務管理など様々な面で非常に困難で、簡単にはいかないことを教えていただきました。
しかし、弊社としては海外で事業を行う以上ある程度のリスクがあることは十分承知したうえで、原材料の安定確保の為には、どうしてもベンチェ省に拠点を持つ必要があることを熱意を持って説明したところ、理解していただけ、今後の事業展開にも全面的に支援をお願いできることになりました。
その後は、工場用地の選定・法人設立・ヤシ殻パウダーの調達・人材採用など様々な面で予想外の出来事や苦労もありましたが、最初の現地視察から4か月後の2018年11月には、現地法人ライセンスを取得することができ、2019年9月には、最初のコンテナを日本へ輸出することが出来ました。
このようなスピード感をもってベトナムでの事業を開始できたのもライビエン社によるサポートの御蔭であったと思っています。